しばらく、ご無沙汰していた四方山話を再開しよう。ヴェネチア以来、また、外国行きは始めているが、なにせ、あれほど面白い話は書けないので書く気をなくしていた。急に再会したのは別に意味もなく、ただの気まぐれ。アメリカ行きの飛行機の中で暇なので。
さて、今回はアメリカの北東部の都市ピッツバーグで開かれる物理学会(APS)に参加するためソウル経由で旅している。相変わらず、毎食前と夜の計4回、インスリンを打ちながらの生活である。もうすっかり慣れてしまったが、血糖値の動きはなかなかくせ者であり、しばしば、out-of-controlとなって四苦八苦しているのが現状である。それでも、スキーをしたり、お酒を嗜んだりとすっかり以前の生活を取り戻した。外国出張しかりである。あの頃の反省はどこに行った、と言うお叱りの声もちらほら聞こえてくるが、世の糖尿病の皆さん、頑張って生活を楽しみましょう。